家庭の力
2021年03月01日
「もうすぐ新学年なのに家では、少ししか勉強しないです。先生どうしたら良いですか?」
「勉強に対する意欲が少ないように思うのです。先生、解決策はありますか?」
・・・新しく入塾される保護者の方から、こんなご相談をお受けすることがあります。
勉強に対する意欲や忍耐力についての内容です。
新しく入塾される方から時々、このようなご相談があるので、今回は文科省の調査結果を基にご説明させて頂きます。
私自身、的確な調査結果だと思うので参考になれば幸いです。
この調査は文部科学省委託研究で全国の小中学校約2000校弱を対象に小中学生の保護者12万人強を対象にした大規模な結果です。(平成29年度全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題 分析に関する調査研究)
まず「子供の意欲、忍耐力、自制心」などを伸ばす保護者は、家庭で子供にどのようなことをしているかの結果です。
①子供のよいところをほめるなどして自信を持たせるようにしている。
②子供に努力することの大切さを伝えている。
③子供に最後までやり抜くことの大切さを伝えている。
④毎日子供に朝食を食べさせている。
⑤地域社会などでのボランティア活動等に参加するよう子供に促している。
この結果を見て①は大変重要だと思います。
今の子供たちは、自分に自信がない子が大変多いからです。
内閣府の国際比較でも「自分自身に満足している若者:日本45.8%、米国86%」
「自分には長所があると思っている若者:日本68.9%、米国93%」となり、先進国でほぼ最下位です。
ご家庭でもお子様を積極的に褒めて頂けたらと思います。
④は、驚くほど成果が出る生徒がいます。
①②③は、星伸スクールでも力を入れて行っています。
次は学力と保護者との関係についての調査結果です。
学力の高い子供の保護者の特徴です。
①学校の出来事,友達のこと,勉強や成績のこと,将来や進路,地域や社会の出来事やニュース
等,会話が多い。
②テレビ・ビデオ・DVD(ゲームなど)を見たり,聞いたりする時間などのルールを決めている。
③子供に努力することの大切さを伝えている。
④子供に最後までやり抜くことの大切さを伝えている。
①は、親子の会話の量や質が成績を左右するということです。
②は子供とルールを決めることで子供の行動を良い方向に習慣化していることがわかります。
私共、星伸スクールも授業で子供たちとルールを決めることで効率的な指導を行っています。
③④は、星伸スクールでも子供たちにいろいろな場面で伝えています。
特に「自分はここまでしかできない」という限界意識を持った子供たちには、努力してやり抜くことのすばらしさを伝えています。
私共とご家庭が協力することで、子供たちの未来が、もっともっと輝かしいものになることを切に願っています。
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