子供たちが輝ける年でありますように!
2021年01月01日
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願い致します。
昨年は、コロナの影響による休校など、子供たちにとっては大変辛い年になりました。
保護者の方も大変だった事と思います。
今年こそ、子供たちにとって良い年なることを願っています。
さて、この4月から中学校では新しい学習指導要領がスタートします。
(小学校はすでに実施。高校は再来年度から実施予定)
「学習指導要領」とは、簡単に言えば各教科の目標や教育内容を定めたもので、学校の指導は、これに従って行われます。
学習指導要領が10年ぶりに改訂されたのは、これからの時代に対応する教育を行うためです。
「今の子供たちの65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就く。今後 10~20 年で、雇用者の約 47%の仕事が自動化される」
(2011年 米国の研究者キャシー・デビッドソン氏)といった予測もあるぐらい、これからの時代の変化は激しいものがあります。
このような時代を生きる子供達のために、「生きる力」を育む目的で、学習指導要領が改訂されました。
改訂は、ありがたいことですが、教育現場ではいろいろと問題が起きそうです。
原因は、コロナの影響により、充分な学習指導時間がとれず、例年に比べ子供たちの学力が定着していないことです。
コロナによる休校期間中、生徒への対応も学校間で大きな違いがあり、学力格差も広がっています。
加えて学習指導要領改訂の前年度は、改訂後に追加される学習内容を、前倒しで学習する必要があります。
今年度、中学校ではこの時期にあたっているのですが、コロナによる休校があったため十分な学習時間は取れそうにありません。
今回は、特に英語の改訂が大きく、中学終わりまでに学習する単語数は、今までと比べると約2倍になります。しかし中1で言えば、小6までに600語習ったことが前提なのですが、2020年の指導の中では、とても定着しているとは思えません。それでも構わず、さらに難しい内容を覚えていくことが中1生には求められます。英語は積み重ねの教科ですから、不安でしかありません。
つまり、中途半端にしか習ってない内容をもとに、新年度の指導が進んでいくことが考えられます。
このような事情に関係なく新しいカリキュラムが導入されれば、混乱が生じてくる可能性があります。
それは新しい学習指導要領は、コロナによる休校期間の影響などが一切、考慮されてないからです。
その意味で今年は、子供たちにとって学習面で厳しい年になる可能性があります。
また学習面だけでなく長引くコロナの影響で、ストレスを抱える子供達も増えていると思われます。
どうかご家庭で、しっかり子供たちの精神面のサポートをして頂きたいと思います。
私ども星伸スクールも、全力でお子様の指導にあたる所存です。
どうか子供たちにとって良い年になりますように!
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