習慣への挑戦

2018年10月05日

先日、先生たちと食事に行きました。
最初は世間話でしたが、途中から教育の話が中心になり食べ終わるまで続きました。
熱心な先生ばかりで、塾長としては頼もしい限りです。

話題の中心は2020年の教育改革です。
これからの10年か20年で今の職業の半分がなくなると言われています。
そのために今までの教育は、学んだことを理解することが中心でしたが、この改革では学んだことをもとに自分で考え、表現し判断することが求められます。
生徒も大変ですが、私たちもさらに努力しないといけない教育改革です。

さて食事中、面白いことに気づきました。
食べる順番が違うのです。
例えば美味しいものを最初に食べてる人と、美味しいものを最後まで残すような人がいるように感じました。
それで聞いてみました。
「美味しいものは最後に食べた方が気持ちよく食事が終われます」
「美味しいものを最初に食べた方がテンションが上がります」
なるほど習慣が違うのです。
この話を聞きながら、私たちが今、苦労している「習慣の壁」を思い出しました。

勉強できる子と苦手な子。
能力に、違いはそれほどないのですが習慣に違いがあるので大きな差が生まれるのです。
勉強できる子は、好成績がとれるような習慣を自然と身につけています。
例えば「いろんなものに興味がある」「人の話をしっかり聞く」など成績が上がるような習慣を身につけているのです。

勉強が苦手な子は、その逆です。
例えば勉強の内容に興味がない。
授業中、先生の話を聞いていない。

私たちの役割は、勉強を教えるとことだけでなく、悪い学習習慣を良い学習習慣に変えることだと思ってます。
例えば、勉強のやる気のない時は、テレビを見たりしてダラダラせず、まずは簡単な問題でも良いのでやってみる。
脳は行動することでやる気が湧いてくるのです。
この習慣がつくだけで勉強は進みます。
他にも家に帰って、今日習ったことを思い出してみる。
短時間で良いので記憶しようとせず思い浮かべるだけでいいのです。
これだけで記憶量が変わってきます。(リコールと言うのですが記憶が強まります)
他にもたくさん習慣化したら絶対に成績が上がり勉強が楽しくなる習慣がたくさんあります。

星伸スクールではいろいろな方法で生徒に伝えていますが、生徒によっては習慣化するのが難しいことがあります。
確かに「食事の時に美味しいものを最後に残す人」に最初に美味しいものを食べるように言ってもできないのと同じです。
それほど習慣の壁は高いのです。

ではどうすれば良いのでしょうか?
行動は1か月続ければ習慣になると言われています。
先ほどの勉強内容を思い出すリコールは1か月続けば習慣になるのです。
体に慣れが必要で、負荷がかかる習慣は3か月続けば習慣になると言われています。
予習、復習なども3か月やれば習慣になるのです。
考え方など思考習慣は6か月続ければ習慣になると言われています。
例えば、「勉強は大嫌い」と思っている子でも「何ができて何ができない」「どうすれば好きになる」そんな自己分析や自問自答をしていれば半年もたてば考え方が変わるということです。
ぜひ、ご家庭でも指導して頂けたら助かります。

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