学校再開でチャンス
2020年06月01日
2008年リーマンショックという経済恐慌がありました。
この時、工場によっては生産量が半分ぐらいに落ちました。
幸いなことに経済が徐々に立ち直り、元の生産量の6割、7割、8割と戻っていきました。
しかし、ある工場では8割を超えた時点で、異変が起こりました。
働いている人の数もリーマンショック前と同じになのに、これ以上、生産量を増やすことができなくなりました。
理由は仕事がなかった時の「習慣」が身についていたからです。
仕事があまりなく、時間を持て余しながら仕事をしていた時の「習慣」が、元通りの働き方の邪魔をしていたのです。
結局、その工場は数か月以上かけて、やっとフル生産できるようになったそうです。
これは、学校休校とよく似ています。
休校で毎日、家で過ごしていた「習慣」が、これから出てきます。
工場の場合、仕事なので何が何でも元の働き方に戻りました。
しかし学生は、元の状態に戻るのにいつまでかかるのか心配です。
もちろん休校中も学習塾でしっかり学習したり、家庭でも勉強や読書に励んでいた生徒は例外です。
休校は、やむをえない措置だったと思いますが、日本の教育水準が低下するのではないかと、私は心配です。
生徒の皆さんには、これを機に、良い習慣をつけていってほしいと思います。
過去の習慣がリセットされたと考え、良い習慣を身につけるチャンスです。
「集中して授業を受ける」、「復習」、「予習」など良い習慣を身につければ将来が大きく変わります。
勉強ができる生徒と、そうでない生徒の違いは、頭の良し悪しでなく、良い習慣をどれだけ身につけているかで決まると言われています。
例えば、自分ができない問題(勉強以外も含めて)に遭遇したとき、「すぐにあきらめる習慣」か「再挑戦する習慣」かで、勉強も人生も変わってきます。
習慣は3か月から半年続ければ、自分のものになると言われています。
今が、チャンスです。
そう思って、再スタートしてください。
最後にマザーテレサの有名な言葉です。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
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