楽しく学ぶ
2021年05月01日
「また来週!」と私が声をかけると、その生徒は「See you next week.(また来週)」と毎回、英語で返してきます。
当時、彼は中学生でした。学力は普通でしたが、英語の成績だけが学年でもダントツに良い生徒でした。
「どうして英語がそんなにできるの?」と聞いたことがあります。
彼は「楽しいから」と答えながら、顔がほころびました。
そうなんです。
勉強は「楽しい」が基本なのです。
「好きこそ物の上手なれ」と昔から言われますが、「楽しいから好き」が、一番学力が伸びるのです。
特に英語という教科が、その最たるものだと感じています。
嫌々、英語を勉強していて、英語の学力が伸びた生徒の記憶はあまりありません。
どうすれば英語が好きになるのでしょうか?
まずは語学の勉強の楽しさを知ることが一番です。
もう一つは、世界の公用語の一つと言われる英語の必要性を自覚することです。
教え子で、外国人と接する機会があり、その時に英語の必要性を感じ、英語の学力が伸びた生徒がいます。
とにかく子供達には、英語を楽しんで勉強してほしいと思います。
しかし、私のこの願いとは裏腹に大きな問題が起きそうです。
私は、そのことを心配しています。
それは連休明けに行われる「中間テスト」です。(中間テストが行われない中学もあります。)
学習指導要領が改訂され、英語は特に学習内容が増え、以前に比べ難しくなりました。
特に今年の中学1年生は、小学校で英語を勉強したという前提で学習が進んでいます。
しかし現実には、小6の1学期はコロナ禍で休校などがあり、学校での英語の学習は出遅れてしまいました。
小中学校で指導内容を相互に連携できていれば良いのですが、コロナ禍の影響で、期待できないかもしれません。
また中2、中3生についても、高校で習う単語や文法が降りてきてかなり難しくなっています。
このような状況で中間テストを受ければ、結果は厳しいものになると思われます。
「楽しく学ぶ」ことで学力を伸ばす英語が、生徒にとって「楽しくない教科」にならないか心配です。
大切なことは「予習、復習」を行い、授業にしっかり臨むことです。
今は、新しい単語や文法がたくさん出てきて大変かもしれませんが、それを乗り越えれば必ず楽しく学べます。
星伸スクールでも英語の指導には、今まで以上に力を入れていきます。
カンタンお問い合わせ
月〜土:13時30分〜19時(祝日除く)