5月は会話が重要
2023年05月01日
この時期、生徒から相談を受けていると、元気のない生徒が増えてくるのがわかります。
話を聞いてみると「やる気がない、不安、イライラする」など、不安定な気持ちを訴えてきます。
また一方で「食欲がない、眠れない」などの体の悩みを相談してくる生徒もいます。
この生徒達に共通しているのは、「真面目さ」です。
新年度、がんばろうと思って努力したが、勉強や人間関係が上手くいかずストレスを抱えている生徒です。
相談を受けた時、私は「よく今まで頑張ったね! 努力した分、必ず良い方向にいくから心配しなくていいよ」と伝えます。
生徒の中には、ホッとしたのか涙ぐむ生徒もいます。
その後、生徒の保護者の方にも対処法をお伝えさせて頂きます。
その時、お話しさせて頂くのは「家庭でのコミュニケーション」の大切さです。
小中学生に限ると親子の会話が多い家庭ほど、子供が精神的に安定しており、成績が良いことが、統計的にわかっています。
それは、家庭での会話を通して自己肯定感(自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること)が育まれるからです。
自己肯定感を簡単に言えば、自分の存在を認め、自分は自分のままでいいと思える心の状態で、親をはじめとする周りの大人の態度や言葉がけが重要になってきます。
自己肯定感は、学力を伸ばしたり、将来、困難を乗り超えるためにも必要なものです。
残念ながら日本の今の子供達は、世界的に見ても自己肯定感が低いのが気になります。
では、どのようにすれば、自己肯定感を高められるのでしょうか?
ポイントは、「自分を見てほしい」「話を聞いてほしい」「褒めてほしい」「認められたい」という子供の欲求(承認欲求)を満たしてあげることです。
そのためには、しっかりお子様と会話をして頂ければと思います。
会話のポイントは、お忙しいとは思いますが、家事をしながらとかではなく、目を合わせて話して頂くことです。
そしてお子様の表情から、言葉では発せられていない部分まで、聞き取るような「傾聴」ができればベストです。
真剣に聞いてくれていることが伝わるように、相づちを打つことも効果的です。
しっかり子供が話し終わるまで聞いて下さい。
子供が中心になるような質問をして下さい。
私たち星伸スクールも生徒との会話をもっと増やしていきたいと考えています。
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