2か月間の計画
2021年07月01日
早いもので、もう7月ですね。毎年、時が経つのを早く感じます。
時の速さを感じるのは年齢によって違い、それを説明するのに「ジャネ―の法則」というのがあります。
「人生のある時期に感じる時間の速さは、1/年齢に比例する」という法則です。
例えば、年齢による時間の経つ感覚は以下のようになります。
6歳:12歳:24歳:48歳=1/6:1/12:1/24:1/48=8:4:2:1
1年がたつ時間の感覚は、48歳の人と比べると24歳なら2倍、12歳なら4倍、6歳なら8倍遅く感じるのです。
「子供の頃の1年は長かった」と大人が感じるのは、当然のことなのです。
子供たちは、私たち大人より長い時間の感覚で過ごしています。
大人は「もう夏休み」と感じますが、子供にとっては「やっと夏休み」なのです。
子供達が長期の計画を立てるのが苦手な理由の一つもここにあると思います。
例えば、1年の計画を立てるよう48歳の大人が12歳の子供に指示した場合、子供にとっては4年計画に感じるかもしれません。
さて、子供たちには7月、8月の2か月だけでも計画を立てて過ごしてほしいと思います。
それは7月、8月は「学力を伸ばす」「勉強のやり方を身につける」チャンスだからです。
なぜなら、1学期の学習はその学年の学習の基礎となるからです。
しっかり学習しておかないと、2学期・3学期で困ることになります。
逆に、1学期の学習をしっかりしておけば、今後の学習に無理なく取り組めます。
1学期の成果で、その学年の結果が決まると言っても過言ではありません。
しっかり1学期の復習を行い、2学期に備えてほしいと思います。
また夏休みは、勉強の仕方を身につけるチャンスでもあります。
やり方としては「問題集」を解いたり、「過去のテスト結果」などを見て、自分の弱い点や得意な点を確認することです。
「○○の単元は理解が不十分」「△△の基礎ができてない」など課題を見つけ出すのです。
そして見つけた課題を、計画を立てて解決していくのです。
最初は、大変かもしれませんが、繰り返すことで、勉強の仕方が身につきます。
これができれば、社会に出て仕事をする時も役に立ちます。
もちろん、難しい場合は学校の先生や星伸スクールの先生に相談してください。
未来につながる充実した夏休みを子供達には送ってほしいものです。
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