受験生

2022年03月01日

高校受験、大学受験も残すところ今月限りとなりました。今月は、後期選抜試験などが行われます。

「どの生徒も志望校に合格してほしい!」・・・・そんな思いをずっと抱いて指導に当たっているので、この時期は気が休まりません。

しかし、合格した生徒の喜んだ表情を見ると、私たちも本当に幸せな気持ちになります。

さて毎年、受験指導をしていると、大きく成績を伸ばす生徒がいます。受験生以外にも参考になると思うので、今回は彼らの勉強の仕方や考え方の特徴を述べたいと思います。

 

勉強の仕方について

星伸スクールでは脳科学に基づいた正しい勉強法を指導しています。

例えば、家庭での学習で休憩する時、「キリの良いところ」ではなく「中途半端なところ」でするように指導しています。詳細は省きますが「ツァイガルニク効果」と言い、脳にとっては、続きが気になる状態のため、勉強が再開しやすくなります。

また、勉強する前に、簡単な問題(計算、漢字など)をすることをすすめています。これは勉強の最初に「できる」というイメージを持つことで、「やる気」や「集中力」が高まるからです。

実は成績を伸ばす受験生は、こちらが教えなくても、そのような勉強法にしていることがよくあります。

どうして、その勉強法を身につけたのかと聞いてみると「いろいろやっているうちに、これがベストだった」・・・そんな答えが返ってきます。

 

つまり、彼らは一つのやり方に固執することなく、試行錯誤しながら勉強しているのがよくわかります。

勉強法だけにとどまらず、受験生にはいろいろな障害が立ちはだかることがあります。

その時、彼らは思考停止にならず、試行錯誤しながらチャレンジしているのです。

 

考え方について

彼らは「自分はやればできる」とプラスに捉えています。実際、特別な生徒以外、成績の良い生徒も、そうでない生徒も能力はそれほど変わりません。

どの生徒も、やればできるのです。

 

「自分はやればできる」という気持ちを持てば、前向きに努力し困難も乗り越えられます。もし努力して、成績が伸びない時も、自分を信じて、また別のやり方で挑戦できます。ためらうことなく努力できるので成績が伸びるのです。

 

彼らは普段の生活の中でもプラス思考です。

例えば、学校のテストが悪かった時、「学力がない」と悲観するのか、「弱点がわかって良かった」と思うかによって、その後が変わります。「弱点がわかって良かった」とプラスに思うと、その後「弱点を補強しよう」とか「ミスを減らそう」とか失敗をバネに飛躍することができます。

このようなプラス思考が成績を伸ばすのです。

 

成績は「勉強の仕方」と「考え方」で大きく伸びます。

どの生徒も無限の可能性を持っています。

もっともっと自分の持っている力を発揮してほしいと願っています。

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