「先生、なぜ受験しないといけないの？」

「受験があるから勉強するけど、受験勉強した内容って社会に出て役に立つの？」

3月に入り後期日程で、高校や大学で入試が行われます。（現在3月1日）

この時期、受験生以外の学年の生徒も受験への関心が一挙に高まります。

また保護者の方の関心も高まり、この時期はよく進路相談をお受けします。

私共も受験生のような気分で、生徒全員が合格し、すべての入試が終わるまで気が抜けません。

正に受験のフィナーレの時期です。

さて、この時期は生徒から、受験や勉強について素朴な疑問をよく投げかけられます。

そのような疑問に、私共がどのように答えているかを知って頂き、ご家庭での会話の参考にして頂けたらと思います。

よく生徒からくる質問と私共の答えを簡単にまとめてみました。

No1.「先生、√（ルート）や化学反応式なんて社会に出て使わないよ。なぜ勉強するの？」

⇒「先生も子供のころ同じような疑問を持ったよ。

数学や理科の問題は、筋道をたてて考えないと解けない問題が多いね。

国語の作文や読解も同じだね。

なぜ勉強するかと言うと、大人になって社会に出たら、筋道を立てて考え行動することが必要になってくるんだ。

だからその練習を、今してるんだよ」

No2.「先生、暗記教科はなぜするの？検索すれば（スマホで調べれば）すぐわかるのに」

⇒「知識を広く深く身につけることで、正しいとらえ方や行動ができるようになるからだよ」

No3.「先生、受験って、どうしてあるの？」

⇒「受験を乗り越えるためには忍耐力、集中力、理解力など様々な力が必要だね。

社会に出たら、そのような力が必要になってくる。

だから受験を通して、学生のうちに、そのような力を鍛えているんだよ」

No4.「先生、どうして勉強するの？」

⇒「知識だけでなく、忍耐力、集中力、理解力などいろんな力を身につけて、将来、幸せになるためだよ。

もちろん自分だけじゃなく、家族や周りの人達、自分が関わる全ての人を幸せにするためだよ」

今の生徒を見ていると「勉強しなといけない」と思いながらも「なぜ勉強するのか、なぜ受験があるのか」など、勉強の目的がわからないまま、過ごしている生徒が多いように思います。

これが勉強に力が入らない原因の一つだと考え、星伸スクールでは、勉強の目的を伝えるようにしています。

大人であっても視点によって、勉強や受験についてのとらえ方は、人それぞれです。

ぜひ保護者の皆様のお考えで、勉強や受験の目的をお子様に語りかけて頂けたら幸いです。