動ける今を大切に!

2020年07月01日

学校も再開され、商店にもお客さんが増え、日常を取り戻しつつあるように感じます。

 

しかし、新型コロナウイルスによる学校の長期間の一斉休校は、子供達に大きな影響を与えたと考えられます。

文部科学省は、全国学力テストを今年度は取りやめましたが、学力の大幅な低下は確実です。

また精神面に於いても、国の関係団体や自治体などが、子供のメンタルヘルスに取り組んでいますが、深刻だと思われます。

 

国際的なデーターになりますが、コロナの影響で「不安を感じている子供の割合はアメリカ49%、フィンランド70%」など高い数字が出てきています。(6歳から18歳までの子供対象 国際子供支援組織Save the Children)

日本も例外ではないと思われます。

まだしばらく、子供たちの気持ちに寄り添いながら、接していくことが大切だと思われます。

 

さて子供が「休校により、もっとも不安になったり困ったりしたこと」についての、国内での調査結果があります。

これをご覧の保護者の方は、何だと思われますか?

○友達に会えないこと?!

○遊べないこと?!

 

意外と思われる方もおられるかもしれませんが、

もっとも不安に思ったことの一番目は、「勉強」でした。

(公益財団法人日本財団全国の17歳〜19歳1000人対象調査、その他NPO法人DPなど)

 

保護者の方から「勉強しなさい、と言っても子供が言うことを聞かない」とご相談を受けることがあります。

この調査結果から、お分かりと思いますが、子供は「勉強をしないといけないこと」はわかっているのです。

わかっているのに、親から「勉強しなさい」と言われるから反発するのです。

この件に関して、子供を勉強に向かわせる方法については、このブログでも述べていますし、遠慮なくご相談ください。

 

また、子供たちの多くが不安に思っていることは、「教育格差の問題」でした。

「子供が、そんなこと感じているの?」と思われる保護者の方もおられるかもしれませんが、事実なのです。

「休校措置により、教育格差を感じるか」というアンケートに対し58%の生徒が感じると答えています。(同じく公益財団法人 日本財団)

これを裏付けるように学校の先生方からも、「学力格差への懸念」があがっています。(5月10日 教育技術アンケート 教職員310名対象)

 

この調査結果から、子供たちの「将来への不安」がわかります。

言い換えれば、子供は子供なりに、漠然とかもしれませんが「進学」や「将来のこと」を考えているのです。

教育格差は、地域や学校間での取り組み方や、子供を取り巻く環境によって生じてくる問題です。

子供たちの力だけでは、解決できません。

 

コロナの第二波がささやかれています。

今、私たち大人は、子供たちの気持ちに寄り添いながら、自分たちができる精一杯のことをしなければならない時期だと強く感じています。

 

どうか、どの子にも、明るい未来が来ますように!

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