勉強の悩み
2021年02月01日
暗い表情で生徒が勉強の悩みを相談しに来ました。
私は、じっくりと話を聞き彼の悩みに答えました。
しばらくすると、その生徒の表情は徐々に明るくなり元気よく帰って行きました。
元気のない生徒が私の話で急に元気になります。
まるで魔法使いのようですね。
実はこれにはタネがあります。
生徒が直面する勉強の悩みは、大体同じようなものが多いので、明快なアドバイスができるからです。
様々な調査でも、生徒が直面する勉強の悩みは共通していることがわかっています。
今回は、生徒の勉強の悩みにお答えしたいと思います。
詳しく述べると長くなるため、簡単にできる内容をお答えします。
まず一番多い勉強の悩みは、「やる気が起きない」というものです。
様々な調査でも生徒の3~4人に1人が、この悩みを抱えています。
解決策はいろいろあるのですが、手っ取り早い方法は、「とりあえず勉強机の前に座って、簡単な内容から勉強を始めること」です。
イヤイヤでも勉強机の前に座って、とにかく勉強を始めることです。
理由は「やる気」は、行動することで湧いてくるからです。
「朝、学校に行きたくなかったけど、学校に行ってしまえば頑張って授業を受けていた」・・・そのような経験と同じです。
もう一つ大切なことは、「簡単な内容から勉強を始めること」です。
中高生であっても、小学校の計算や漢字の問題からスタートしても良いのです。
「できる」という感覚を実感することで、やる気が湧いてきます。
この悩みについては、以前のブログでも詳しく書いておりますのでご覧下さい。
次に多い悩みは「勉強の仕方がわからない」というものです。
方法はいろいろあるのですが基本は、「予習、授業、復習のサイクルをしっかりする」ということです。
ここで言う予習の考え方は、「何ができて何ができないのか」を知ることです。
予習をしないで、いきなり授業では「わからない内容がわからない」という状態になります。
教科書をサラッと見て「何ができて何ができないのか」を確認するだけで良いのです。
復習は習った後、早い時期にすることが大切です。
この悩みについても、後日に詳しく触れたいと思います。
次に多い悩みは「苦手教科で苦しんでいる」というものです。
苦手教科を克服しようと思っても、途中で挫折する生徒がたくさんいます。
それも苦手教科だけなら良いのですが、得意な教科までダメにしてしまう生徒も残念ながらいます。
克服方法はいろいろありますが、まずは「長所伸展法」をお話しします。
まず得意な教科を伸ばすことで、自信を持つことができ、自分なりの勉強方法も確立されます。自分の勉強方法で自信を持って、苦手教科に取り組めば効果も上がります。
この方法は仕事でも効果があるので、子供の将来にとっても有益です。
もう一つの方法は、「何が嫌なのか、どこが苦手なのか、どこができるのか」など「自分で細かく分析してみること」です。
苦手教科を大嫌いと思っていては、やる気も起きませんし、勉強しても学力はなかなか身につきません。
まずは何が嫌なのか、原因は何かを自分で分析することで「嫌という気持ちをなくすこと」です。
次に出てくる悩みは「勉強に集中できない」「すぐ忘れてしまう」というものです。
まず「勉強に集中できない」についてですが、解決方法として、「勉強する場所は、勉強道具だけ置いてある場所にする」のがベストです。
スマホなど、周りに(興味のある)刺激的なものがあると、集中力はすぐになくなります。
また勉強する場所を変えるというのも効果的な方法です。
「すぐ忘れてしまう」については、人は学習後、覚えたことはどんどん忘れ、1日後には7割近く忘れると言われています。
とにかく「勉強した後、できるだけ早く復習すること」で忘れにくくなります。
そして「何度も復習すること」で記憶が定着します。
今回はスペースの都合上、一部分しかご紹介できませんでしたが今後、機会があれば詳しく述べたいと思います。
星伸スクールの生徒、保護者の方は、担当者に聞いて頂ければ、詳しくご説明、ご指導もさせて頂けます。
もっともっと子供たちの毎日が希望に輝きますように!
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