変化の時代に生きる
2020年09月01日
戦後、東大を出て就職する際、優秀な学生は石炭会社を志望する人が多かったと、聞いたことがあります。
今、石炭会社は見る影はありません。
当然のことながら時代の変化とともに会社も変わっていきます。
「どのような会社が生き残るのか」・・そのような調査がしばしば行われます。
「優秀な社員がいる会社」や「お金がある会社」と私たちは想像しがちですが、結果は違います。
「時代の変化に対応できる会社」が生き残っているのです。
会社は個人の集まりです。
そう考えると、個人でも同じことが言えるのではないかと思います。
「変化に対応する力」があるか、ないかは仕事や人生を大きく変えることになります。
最近、コロナ禍の影響下、テレワークで仕事をする人が増えました。
「良い働き方」と感じる方がいる一方で、不眠やうつになる方も多く、メンタルヘルスケアの問題が起こってきています。
これからの時代、「コロナ」だけでなく「景気後退」や「AIの普及」など様々な変化が押し寄せてきます。
コロナだけで全世界で約2億人が失業(国際労働機関ILO4月)、AIの普及よる影響に至っては、2030年までに、今ある仕事全体の30%の仕事が消滅するとも言われています(PwC昨年12月)
今、私たちの前にいる子供たちは、私たち以上に「時代の変化」を乗り切る力が求められています。
「変化に対応する力」とはどのようなものでしょうか。
変化が起きた時、「自分なら乗り越えられるという自信」が必要です(自己効力感:自分は何かを成し遂げる力があるという感覚)
一方で、うまくいかない時に、「自分はなんてダメだ……」と落ち込むのでなく、「自分と同じ人もいる。がんばろう」と、思えることが必要です。
失敗すると「自分はダメだ」と自分を全面否定して、そこで立ち止まってしまう人がいます。
そうではなく「誰でもミスぐらいはする」ぐらいの気持ちが必要です。(自己肯定感:自分を尊重する感覚 )
では、どのようにすれば、子供たちは変化に対応する力がつくのでしょうか。
子供たちに成功体験をさせたり、逆に失敗しても、そのことを周りの大人が受け入れたりと、手法はいろいろあります。
でも、基本は子供たちにしっかりと愛情をかけることだと考えています。
星伸スクールの講師も、生徒にしっかり愛情をかけるように心掛けています。
最後にニーチェの言葉で締めくくりたいと思います。
きみよ、歩みを止めるな。
やっとここまでたどり着いたと安心して、後ろを振り向くな。
もっと前に進め。
後ろに誰もいないからといって、おじけづくな。
ここまで来られたのはきみしかいない。
まだ途上だ。
さらに進め。
かつて誰も歩んだことのない道を進め。
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