9人に1人!

2019年07月01日

就職説明会に行ってきました。
たくさんの企業の担当者がブースを設けて大学生と話しています。
この会場には、休憩スペースがあるのですが、そこにたくさんの学生が座っています。
何をしているのかとのぞき込んでみると、入場の際に渡された参加企業一覧のガイドブックを見ています。
一緒に来た友人と相談している学生もいます。
まるで、レストランに入ってメニューを渡された人のようです。

参加企業は事前にホームページで公開されているので、仕事が決まっていれば、その企業のブースに直行するはずなのです。
彼らは大学卒業を目の前にしても「やりたい仕事」が決まっていないのです。
レストランで言えば、何が食べたいのかわからず、メニューを丹念に見て決める感じです。
将来、自分がしたい仕事が見つからないという学生が多く、学校側も困っていると聞きます。

ちなみに大学生の就職観でも「楽しく働きたい」が不動の一位です。(2018年 マイナビ就職意識調査)
まるでUSJなどのテーマパーク感覚です。
いい加減な気持ちで就職先決めているせいなのか、就職が内定しても新卒の59.8%が「入社を決めた企業への入社を後悔している」そうです。(2018年 就職支援ハタラクティブ)
3年以内の離職率も高卒で4割強、大卒で3割強という高い数字です。(厚生労働省 平成25年統計)
それでもまだ就職してくれれば良いのですが、就職も進学もしない大学生は9人に1人、4万人ほどいます。(2018年 文科省 学校基本調査)
4万人と言えば、市町村並みの人口です。
大学まで出したのに、私が親なら泣けてきます。

どうしてこんなことになったのでしょう?

子供の頃から「将来の夢」や「やりたい仕事」を考えてこなかったことが大きな原因の一つだと思います。
私は、今いる子供たちに、何とか将来の夢や仕事を考えてほしい。
そんな思いで、星伸スクールでも様々な取り組みをしてきました。
しかし結果は、半数の子に響きましたが、半数の子には響かなかったように思います。
どうして響かなかったのか悩みました。
響かなかった子たちには、夢や将来の仕事以前に、「希望」がないのに気づきました。
調べてみると「中高生が思い描く将来についての調査」で約半数の生徒が「自分の将来を暗い」と感じているのです。(2017年 ソニー生命保険調査)
つまり希望がないのです。
また文科省の調査では、「自分をダメな人間だと思う」高校生は、なんと72.5%(平成28年 教育再生会議)で、諸外国と比べると圧倒的に多く問題視されました。
「自分はダメだから希望が持てない」と思い込んでいる子供たちが多くいるのです。

どうしてこんなことになったのでしょう?

第一に、私は面談して感じるのですが、「うちの子は、この程度」と思い込んでいる保護者の方が多いことです。
教育心理学には「ピグマリオン効果」というのがあります。
これは、「人は期待された通りに成果を出す」という法則です。
親が「うちの子は、この程度」と思い込んだ時点で、その思いは表情や言葉に出て子供に伝わります。
もちろん過度な期待には問題ありますが、「子供は期待されて伸びる」ということをお分かり頂きたいと思います。
第二に、お子様の出来なかったところでなく、出来たところに焦点を当てることです。
先日も面談で「うちの子はテスト本番でミスをしてダメなんです」と言われる保護者の方がいらっしゃいました。
実は、この生徒、テストまで頑張ったのです。
毎週の自立学習の授業にも出席して頑張っていました。
私はこの子に「今回、頑張ったな。次も頑張ろうな。応援しているよ」と声を掛けました。
出来たところに焦点を当てるのですが、それに加えて、結果だけでなく、そこまでの努力に焦点を当てることが大切です。

最後に、以前も書きましたが子供たちの興味や関心を大切にするということです。
他人に迷惑をかけたり、危険でなかったら、スポーツでも趣味でも子供が興味や関心を持ったことをやらせるということです。
興味や関心が原動力となり、やる気や自信が芽生え、希望につながります。

希望を持って目を輝かせる、そんな子供たちがいっぱいできますように!

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