今年、成績が大きく伸びた理由は
2022年12月01日
さて、今年を振り返って、成績が大きく伸びた生徒にスポットを当て、その理由を分析してみました。
キーワード毎に、分類したので、参考にして頂ければと思います。
<習慣化で成績UP>
水泳のオリンピック選手は、1日の練習で20キロほど泳ぐと聞いたことがあります。
辛い練習のように思いますが、少しずつ距離を増やし習慣化するので、出来るそうです。
実は勉強も同じで、少しずつ自分でやる習慣がつけば、無理なく勉強ができ、結果もついてきます。
自習室(星伸スクール内)によく通っている生徒を見ていると、このような形で成績が伸びた生徒が多かったように思います。
<自己効力感(端的に言えば、自信です)で成績UP>
「自分は出来ない、ダメだ」と思っている子供が、諸外国と比べ日本は極端に多いことがわかっています。(内閣府などの調査)
また自己効力感の低い生徒は、勉強時間も少ないことがわかっています。
そんな自己効力感の低い生徒も、何かのきっかけで、自信を取り戻し、自己効力感を持つことができます。
きっかけは「課外活動で良い結果だった(勝利した・賞をとった)」「社会で高得点を取った」など、「できる」という感覚を持った経験です。
大きな結果を残す子ばかりではありません。
周りの大人も意識して、子供たちの小さな成功(またはその過程)を褒めてあげる気持ちが大切です。
急激に成績の伸びた生徒は、このタイプが多かったと思います。
<目的、目標を持って成績UP>
ゴールを考えることは、やる気につながります。
ゴールは「具体的で前向き」なものが良いです。
そして、そのゴールを達成した時の喜び、達成感、ほめられる誇らしさ、嬉しさをイメージして下さい。
今年は、中2などの早い時期から志望校を決め、その学校の合格ラインに向かって勉強を続け、学力を上げた生徒が、たくさん見受けられました。
<内発的動機づけ(興味、関心、意欲に動機づけられている状態のこと)で成績UP>
「80点以上取れたら小遣いアップ」・・・子供を勉強させるため、このようなやり方をされている保護者の方がたまにおられます。
この方法は今後、報酬がなくなれば、子供はやる気にならないので、良い方法ではありません。
しかし、成功された例がありました。
その生徒は、お小遣いのために勉強していたのですが、だんだん勉強が面白くなってきて、報酬なしでも勉強するようになりました。
「勉強自体がおもしろくなってきた」というような気持ちを内発的動機づけと言い、勉強する動機としては、最高です。
イヤイヤでも勉強しているうちに、勉強の面白さに気づいて、勉強にのめり込むというのが理想です。
<勉強方法を変えて成績UP>
正しい勉強法に変えるだけで成績が上がります。
例えば、生徒にとって苦手な「予習」も、やり方を覚えれば簡単に済ますことができます。
難点は、正しい勉強法だと分かっていても、以前からの勉強のやり方など、習慣を変えるのに時間がかかることです。
それでも諦めずに正しい学習方法を実践できた生徒は、確実に成績が伸びたと感じています。
今年は、教科書改訂の影響もあり、生徒にとっては、厳しい年だったかもしれません。
しかし、その中でも学力を伸ばした生徒はたくさんいます。
彼らは、特別な生徒でなく、普通の生徒です。
ただ、彼らには、実現したい夢や、達成したい目標があり、それに向かって努力した結果なのです。
どの生徒も努力すれば、必ず結果はついてきます。
2023年、どの生徒にとっても輝く年になりますように!
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