前向きな気持ちが将来を変える!
2022年02月01日
新年、多くの卒業生から便りを頂きました。
社会に出ても活躍している卒業生が本当に多く、嬉しく思います。
勉強は自分のためだけにするのではなく、人の役に立ってこそ価値があるからです。
ただ世間の様子を見ていると、学校を出ても就職せず、またできない若者が増えていることが気がかりです。
仕事に就かず家事も通学もしていない若者を「若年無業者」と言いますが、2020年の厚生労働省の調査ではが若年無業者が37万人(15歳~24歳)もいるそうです。
四日市市や奈良市の人口よりも多いのです。苦しんでいるその若者たちや、保護者の方の気持ちを察すると、何とも言えない気持ちになります。
このような若者を生み出す原因は、何でしょう?
内閣府の調査によると「日本の若者は、諸外国の若者と比べて、自分自身に満足したり、自分に長所があると感じる者の割合(約16%)が、諸外国と比べ最も低く、平成25年度の調査時より低下していた」とあります。(2018年調査)
私は、どの子にも、素晴らしい個性があり、長所もいっぱいあると思っています。
問題は、それを本人も含め周りの大人がどう評価するかだと思います。
否定的に評価するなら、先ほどの内閣府の結果のようになります。
前向きに評価するなら、そんなふうにならず、その逆になるかもしれません。
つまり見方によって大きく変わるのです。
今の子供たちには、自分のことをもっと認めて(自己肯定感)、前向きな気持ちで自分と向き合ってほしいと思います。
前向きな気持ちを持てば、良いことがいっぱいあります。
例えば勉強!
脳科学では、否定的な気持ちを前向きな気持ちに変えるだけで、脳が活発に動くと言われています。
成績が良い子に、前向きな子が多いのも、それが理由です。
例えば就職!
学生の選考時に最も重視する要素は「コミュニケーション能力」が16 年連続で第一位です。(一般社団法人 日本経済団体連合会)
コミュニケーション能力は、ポジティブシンキング、つまり前向きな考え方が必要だと言われます。
ぜひ、子供たちには「前向きな気持ち」を持って未来に向かって歩んでほしいと思います。
私たち大人も、子供たちの良いところを見つけ、どしどし褒める、そんな接し方を心掛けたいと思います。
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