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2024年最新 三重県高校受験の傾向

2024年04月01日

星伸スクールの多賀健介と申します。

今月は、2024年の1月から3月に行われた高校受験の傾向について、お伝えしたいと思います。

傾向の前に、うちの塾の子も含めて、受験生のみなさん、お疲れ様でした。よく頑張りました。

春からの新生活、楽しみつつ、将来のための勉強を、続けていって下さい。

高校に入ってからが、本当の勝負です。

高校でも、頑張っていきましょう。もちろん私たちも、塾でみなさんを待っています。

 

では、高校受験の傾向について、まず私立入試からです。

私立高校も沢山ありますが、三重県で受験者数の多い3つの私立高校について、お伝えします。

 

「高田高校と三重高校は、最上位クラスが、比較的入りやすい」という傾向でした。

高田高校だと、Ⅰ類は合格が難しく、Ⅱ類もやや厳しい、Ⅱ類特選は、一定以上の学力があれば合格、という結果でした。

 

三重高校も同様で、進学コース合格が難しく、進学コース学力選抜クラスはやや厳しい、特進クラスは、例年よりも点数を取ってくる、という結果でした。

(三重高校のみ、得点開示されます。各教科の学力がハッキリわかります。)

 

鈴鹿高校は傾向が変わります。総合コースはそこまで難しくありませんが、探究コースと特進コースは。例年よりも基準点が高く、厳しいかな、という印象です。(うちの塾の子だけでなく、全体的に、です)

 

全体的に見ると、高田Ⅱ類特選と三重特進コースが、例年よりも入りやすかった印象です。

 

次に鈴鹿高専ですが、こちらは国立高専がマークシートになってからずいぶん経ちましたので、傾向と対策が取りやすくなってきている印象です。

実力通りの結果が出ています。

鈴鹿高専の場合、どうしても理科が、普通の高校受験対策問題集では、対応しきれません。

過去問を解き、慣れる事が大切です。

 

最後に、県立高校です。

こちらは、合格ラインは、例年とほどんと変わりありません。

四日市地区・鈴鹿地区・津地区など、いわゆる「ボーダーライン」は変わっていません。

でも大きく違う点があります。

それは何かというと、各高校の中央値です。

単純な合格者の平均点ではなく、各高校で真ん中の順位で合格した生徒の点数の事です。

それが5点から10点くらい上がっているように思います。

 

四日市高校国際科学コース、昨年は225点の生徒が受かっていました。

今年は、230点必要だったようです。

三重県の県立高校で最も高い、四日市や鈴鹿や津の最上位層が目指す高校・コースで、合格点が挙がっています。

 

津高校は、私も合格発表を見に行きました。

星伸スクール津校(上野校からも)から、沢山の生徒が合格してくれたので、記念撮影をするため、9時30分から2時間弱、いました。

全員に会えて、記念写真が取れました。

 

待っている間、得点開示をした、うちの塾の生徒以外にも、沢山の受験生の声が聞こえてきました。

例年、津高校の中央値は「210~215点」くらいです。

合格者の点数を聞いていると、それくらいです。

ですが、聞こえてきた声からは、今年は「220点台」が真ん中に来るようでした。

220点台って、四日市高校くらいです。

その後、津西や津東合格の子達からも、得点開示の点数を聞きましたが、総じて「5点から10点高い」となっています。

 

「問題が簡単だったのでは?」とお思いかもしれません。

ですが、問題の質は、間違いなく上がっています(英語や数学は、難しくなっています)。

もちろん、教科や私立高校によって違いますが、入試問題自体は、全体的に難しい内容になっています。

その中で、「確実に解く問題」「頑張って解けるようにする問題」「最上位を狙うなら、解くべき問題」と、問題の段階が3つに分かれているように思います。

 

四高や津高、津西の生徒のみなさんは、「解くべき問題」をしっかり取れた、と言えます。

津東や神戸の生徒のみなさんは、「頑張って解けるように」を頑張った結果だ、と言えます。

 

各高校、ボーダーラインは変わらず、でもその高校の真ん中にいる生徒のレベルは、間違いなく上がっています。

上位を目指すのであれば、いかに「難問にチャレンジするか」「難問を知っておくか」が大切だと言えます。

 

新しい受験生のみなさん、今年一年、塾で一緒に、頑張っていきましょう。

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